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いつの間にか水槽に卵のようなものが……スネール(巻貝)が繁殖⁉
- メダカの育て方
春の日差しが温かさを増してきて、メダカが元気に泳ぎ回っている姿が確認できるようになってきました。
水草に隠れている昨年産まれた幼魚を見つけようと眺めていると、ゼリー状の卵のようなものがあるのを発見しました。
メダカの卵にはまだ早いし、何より粒が小さいのです。
よくよく見てみるとその物体は、スネール(巻貝)の卵です。
巻貝は水槽の掃除屋さんとして優秀なのですが、増えすぎてしまうと厄介なことになりそうです。
スネールが多いとどのような弊害があるのか検証していきたいと思います。
スネールって何?これってメダカの卵じゃないよね
スネールとは淡水にすむ巻貝です。
メダカ飼育を始めるときに、隠れ家としても役立つので水草を買ってくることが多いと思いますが、その水草にちゃっかり紛れ込んで、気が付いたら巻貝がいる!って、よくあることです。
水槽の掃除屋さんとして、優秀なのですが……。
数匹ならばちょうどいいかも?ですが多すぎると水質や景観的に悪くなりやすいです。
卵発見!となると大量発生が想像できるので、取り除くことをおすすめします。
ゼリー状に包まれていますが、バラバラになりやすいので、目の細かい網などでそっとすくい取りましょう。
メダカにとってスネール(巻貝)は害にならないの?
スネール(巻貝)がメダカに直接の害を与えることはありません。
むしろ、メダカの食べ残しや排せつ物を食べてくれて掃除屋として活躍してくれます。さらに水草の枯葉や藻なども食べて水質の急激な悪化を防いでくれるお助け屋の役目も果たしてくれます。
しかし、繁殖力が旺盛なので大量に増えすぎてしまうと、水草を食べつくしてしまい逆に水質の悪化を招いてしまいます。
よく見かけるスネール(巻貝)は3種で、別容器で育ててみるのもアリかも
ペットショップなどで買ってきた水草には、外来種の「サカマキガイ」が付いていることが多いです。
他には北海道から九州の湖、沼や水田、小川などに生息している「モノアライガイ」や、北海道から九州の河川や沼の止水域に生息している「カワコザラガイ」です。
別容器でスネール(巻貝)だけを飼育してみるのもお子さんなどの自由研究には役立つかもしれませんね。
まとめ
油断していると水槽の中に大小さまざまなスネール(巻貝)が!なんてこともよくあることです。
いくらメダカに直接の害がないとはいえ、水草や壁面に多くのスネール(巻貝)がいる!なんてことは景観が悪く、多すぎれば水質にも影響があるので、適度な駆除は致し方ないですね。
卵は、積極的に取り除くことをおすすめしますよ!チビ貝は取り除くのにも苦労しますからね。