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秋の花を代表するダリアの育て方や花言葉の逸話紹介
- 花の育て方

秋を代表する花?ともいわれていますが、開花時期が6月から11月と長いため、夏の花では?ともいわれています。
この記事ではダリアの原産地などや逸話、栽培方法もご紹介します
どうぞ、最後までお読みください。
ダリアの原産地はどこ?栽培に向く気候は?

豪華な花の姿で人々を魅了するダリアは、メキシコやグアテマラの高原地帯が原産です。日本には1842年にオランダ経由で伝わり、長い年月をかけて品種改良が進められました。
そのおかげで、暑さに弱かったダリアも、今では日本各地で栽培できるようになっています。
故郷の涼しい気候を好むダリアは、夏の暑さが苦手です。
品種改良されてきましたがその性質は今も残っており、夏の開花は稀です。秋の訪れを知らせるかのように、涼しくなり始める9月頃からようやくその美しい姿を見せてくれるため、「秋の花」として親しまれているのです。
ダリアの色鮮やかさや大輪の豪華さが多くの人々を魅了し、花壇に植えるとその一角が華やかになります。また、切り花としても存在感があり好まれています。
ダリアの逸話は怖いって本当?花言葉は上品だけど…

ダリアには隠された「裏切り」の逸話があります。実は、ダリアの美しい花の姿からは想像もつかない、少し怖い逸話があることをご存知でしょうか。
フランス皇帝ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌは、この花を大変気に入っていました。彼女の庭でダリアが咲き誇る様子を見て、多くの貴族が憧れ、流行になったと言われています。
しかし、その庭からダリアの球根を盗み、自分の庭で次々と増やし花を咲かせた貴族がいました。そのことを知ったジョゼフィーヌは激怒し、関わった貴族たちを追放してしまったそうです。
この一件から、ダリアには「裏切り」や「移り気」といった、悲しい花言葉がつけられました。
それでも、ダリアの持つ気品や優雅さは揺らぎません。「優雅」「気品」「威厳」といった、花姿にぴったりの花言葉もたくさんあり、今も多くの人々に愛されています。
ダリア栽培は難しい?栽培の注意点は?
ダリアは球根植物で耐寒性に劣るため日本のほとんどの場所では、秋の終わり頃に球根を掘り上げ、冬の間は凍らないように保管しなくてはなりません。
掘り上げた球根は乾燥させてからピートモスなどを積めた箱の中に保管する。また新聞紙に丁寧に包み5℃前後を保てる場所に保管します。(詳しい手順を下調べしてから行うことを推奨します)
そして、春になって霜の心配がなくなった頃に植え付ける。そのひと手間がダリア栽培は難しいと言われてしまっている理由かもしれませんね。
まとめ
ダリアの原産国や栽培方法。少し怖い逸話や花言葉をお届けしました。遠い昔かの国でダリアに魅了された貴族がたどった数奇な運命。そのせいでちょっと不名誉な花言葉を付けられてしまいましたが、ダリアにふさわしい数々の花言葉をも語り継がれました。美しさとそれにまつわる影の物語。しかし、圧倒的な美しさの前では昔語りのひとつとして笑い話にできるのかもしれませんね。