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秋に生まれたメダカ稚魚を安全に冬越しさせるヒント!
- メダカの育て方

今回は秋に産まれたメダカが、やがて迎える厳しい冬を無事に乗り越えられるように、どのような対策ができるのかご紹介していきます。最後までお読みいただき、参考していただけますと幸いです。
メダカの卵発見!冬が近づいているのにどうしよう…

冬が来る前に産卵床や水草を片付けようとしたら、メダカの卵を見つけることがあります。水温が下がっていく時期の孵化は難しいものですが、適切に管理すれば、通常通りに孵化して元気に泳ぐ稚魚の姿を見ることもできます。
稚魚が育つためには、親メダカから隔離したうえで、夜間でも水温が下がらないように保温することが大切です。
飼育容器ごと発泡スチロールに入れたり、保温マットや水槽用保温機器などを利用したりするなど、さまざまな方法があります。ぜひ検討してみてください。
隔離していたメダカ稚魚も一緒に越冬させたい

秋生まれのメダカ稚魚も針子の時期が過ぎ、親メダカの口に入らないほど成長したならば、水槽に戻す準備をしましょう。
その時に容器のサイズを大きくし、水量を増やします。増やすことで水温の変化が緩やかになります。
さらに、簡易的なものでもビニールハウスや温室を利用すると保温効果が高まり、水温の変化に弱い稚魚も越冬が可能になります。水槽に戻すときに気を付けたいのが、大人メダカから隠れられる場所を作ってあげることです。
屋外で電源がない!

屋外飼育で保温しようにも電源確保が難しい場合の対策として流木などを利用して飼育槽の水面より上に出るようにしておきます。
万が一、飼育容器の水面が凍ってしまっても、水面から出ている流木や植物が凍りついた氷に穴を開けてくれるため、酸素不足を防ぐ役割を果たしてくれます。この方法は、特にメダカや金魚などの屋外飼育で役立ちます。
まとめ
メダカ飼育をしていると秋の終わり頃に卵を見つけて慌てることがあります。
どんどん寒くなってくるのに無事に越冬できるのか不安ですよね。
屋外での生き物飼育、工夫次第で快適な環境を作ることができます。冬の寒さに負けず、春には元気に泳ぐメダカの姿に会えるようにお世話を頑張りましょうね!