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気温と共に水温も上昇。藻の増え方が早くて困る!対策はないの?
- メダカの育て方
水温も安定してメダカ飼育が快適な季節は飼育槽の汚れや藻の発生頻度にも加速がかかるように思います。
折角の景観が台無し!と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では藻の発生対策についてと、藻を掃除してメダカと共生できる水生生物をご紹介していきます。
最後までお読みになり快適なメダカライフを楽しむヒントにしてください。
藻は何故発生する?景観が台無し!
メダカ飼育をしていると日に日に緑色が濃くなっていきメダカの姿も見えにくくなり困ることがありませんか?
グリーンウォーターといってメダカにとって良い環境の場合もあるのですが、藻の発生は迷惑でもあります。
水換えなど日頃お世話しているのに……なぜ?とがっかりしてしまいますよね。
そこで、藻が発生しやすい原因は?どう対処する?ということをお話します。
原因がわかれば対応もしやすいので参考にしてください。
藻の発生条件ワースト4とは?
① 光が当たりすぎ
② 必要以上のCO2(酸素)
③ 水温の上がりすぎ
④ 水中養分が多すぎ
上記4つに思い当たる点はありませんか?
藻が喜ぶ環境がこの4つなのです。
藻が喜ぶ条件の具体例と対処
① 光が当たりすぎ:室内の窓際や少し離れていても1日中陽がさすような場所は藻にとっては最適。
また、1日中室内照明がついているなど必要以上に明るいと藻の発生は起こりやすくなります。
1日に8~10時間程度の明るさが良いとされていますので起き場所に工夫をしましょう。
② 必要以上のCO2(酸素):メダカ飼育匹数に対して水草が多すぎる場合など水槽内
の酸素濃度バランスが悪くなり、多すぎたCO2(酸素)によって藻の発生を起こしてしまいます。
③ 水温の上がり過ぎ:窓際などに水槽を置いておくと日当たりの良い日は水温も上がり藻にとって快適な環境となってしまい爆発的に増える結果を招きかねません。水温の上がりやすい西日を避けるなど対応しましょう。
④ 水中養分が多すぎる:フンやエサの食べ残しなどから「リン、窒素」が多くなり藻が発生してしまいます。「リン、窒素」は水草にとって大切な栄養素なので水草を適量入れ、水替えの時に底砂に溜まった汚れもきれいにすることで発生を妨げることができます。
共生生物に掃除役を?
メダカは大人しい生き物なので共生できる相手も多くいます。
その中でも「水槽のお掃除屋さん」として活躍が期待できる生き物がいます。
特にドジョウは底砂の中にもぐって食べ残しや排せつ物を食べる優れたお掃除屋さんです(ホトケドジョウは肉食のためメダカを捕食するので避ける)
また、画像にあるヤマトヌマエビも底表面や水草に付いた汚れを掃除してくれる存在です。
水槽内側の掃除には巻貝類が適しており、中でもおすすめなのがイトマキ貝です。
他にもヒメタニシも良く掃除してくれますが、繁殖力も旺盛なので気がついたら壁面に小さなタニシがいっぱい!になりかねませんので注意が必要です。
まとめ
メダカ飼育をしていると「藻の発生」に悩まされることがあります。
しかし、藻の発生しやすい環境がわかると解決しやすいのではないでしょうか。
今回ご紹介した藻の発生条件ワースト4を避けて快適なメダカライフを過ごしてくださいね。