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春から初夏にかけて水槽の掃除や水替えで特に気を付けるべきこと
- メダカの育て方
春の水槽の掃除でやってしまいがちなタブーは?
春になると窓の汚れなど、ガラス面や透明なものの汚れがとても気になりますよね。
水槽もその一つだと思います。
冬の間ジッと冬眠していたメダカたちも元気に泳ぎ回るようになり、水槽の汚れが気になるのでメダカに移動してもらい水槽をごしごし洗いたい!のでは?
ダメですよ。やってはいけないことのトップです。
水槽をごしごし洗うなんていけません。
暖かくなり元気に泳ぎ回って見えるメダカですが、冬の間餌もほぼ食べず冬眠に近い状態でいたのですから体力は落ちています。
そこで急激な水温や環境の変化を与えると死んでしまうことも、最悪は全滅などということにもなりかねないですよ。
水槽の掃除はしてはいけないの?
メダカのためだからと、絶対に水槽を掃除してはいけないということではありません。
ガラスなど透明な部分が緑っぽく汚れてメダカが見えないのではつまらないですよね。
そんな時は、メダカを移動させなくてもペットショップなどで売られている掃除用の小さなスポンジなどがありますので、そーっとこすり取るようにして、水槽の水はそのままで掃除することをお勧めします。
春から初夏のメダカ飼育容器の水替えで気を付けることと行い方
メダカの水槽など水替えを行う場合は、全体の3分の1の水までを交換します。
それ以上ですと水質が大きく変わってしまうので、メダカにダメージを与えてしまいます。
水槽の水替えは労力のいる作業ですが、便利グッズとして水替え用の大きなスポイトのようなポンプも売られています。
しかし、メダカの水替えには向かないです。
メダカは小さく卵や稚魚が隠れていたりすることもあり、それらをポンプの力で一気に吸い上げてしまうなどの危険があるので要注意です。
メダカは比較的丈夫といわれていますが、小さな魚で環境の変化に敏感でもあります。
その証拠に、野生のメダカは絶滅の危険が高まっているのです。
できれば、小さめの柄杓のようなものでそうっと水をすくい、よく見ながら捨てましょう。
3分の1ほど捨てたら汲み置きしてカルキを飛ばしてある水道水を、飼育層のふちから柄杓などを使い静かに入れていきます。
メダカにとってはカルキを取り除いただけの水道水が一番なのですから、手軽だからといってミネラルウォーターなどは使わないようにしましょう。
まとめ
初夏に向けてメダカの飼育層の汚れも気になり始め、水替えや掃除をしたくなりますよね。
キレイな水槽でメダカを眺めたい。
ですが、間違ったお手入れでせっかくのメダカを失わないために、くれぐれも無茶な水交換や掃除をしないことをおススメします。