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憧れのビオトープ作り。ステップ1,2,3
- メダカの育て方
メダカは、日本の在来種で、水草や小さな生き物と共に小川などに暮らしています。
ビオトープはメダカの自然な姿を見ることができるとても魅力的な飼育方法の一つと言っても過言ではありません。
そんな魅力的なビオトープを作ってみたいと思いませんか?
この記事ではビオトープを簡単に家庭でも作れる方法を、3つのステップに分けてご紹介します。
ビオトープ作りのご参考になさってください。
そもそもビオトープとは何?
ビオトープとは、自然環境に近い生態系を人工的に作り出すことで、自然保護や環境教育に役立ち、人々の暮らしにも潤いと癒しを与えてくれます。
ビオトープには、植物や動物が生息できる水辺や森林などの環境があります。
大きく言えば「自然を人工的に作り、人間の共生を目指す生態系」がビオトープと言えます。
ビオトープ作りは大変?作り方は?
ビオトープと云うと大々的に作らなければ……と思っている方もいるのではないでしょうか?
家にあるもので十分代用でき、サイズも置き場所に合わせて気軽に作ることができます。
メダカ飼育の醍醐味の一つでもあるビオトープ作りは挑戦してみる価値のある飼育方法です。
以下に基本の作り方を3つに分けてご紹介していきます。
ビオトープ造り①②③
①「設置場所を決める」
メダカは、日当たりが良くて水温が安定した場所が好きなので、庭やベランダなどが適した設置場所と言えます。
ただし、直射日光が当たりすぎると水温が上がりすぎたり、藻が繁殖しすぎたりするので季節に合わせて遮光などできるようにしておきましょう。
また、屋外の場合は冬に凍らないように保温するか、風雪を避けられるように加工などできるような場所が適しています。
次に、容器は身近なプラスチック製のプールやバケツ、陶器製の鉢や樽などが使えます。
大きさは、メダカの数や種類によって変わりますが、一般的には50リットル以上と云われていますが、季節によって移動を考えている場合は飼育数を少なめにし、水量も控えめにするといいでしょう。
②「水と底砂を入れる」
容器に水を入れましょう。水道水でも構いませんが、塩素や重金属などを除去するために、市販の水質調整剤を使うと良いでしょう。
水の量は、容器の高さの半分程度にし、続いて底砂を入れます。
底砂は園芸用焼き赤玉土もおすすめです。
赤玉土はメダカの排泄物や落ち葉などを分解する微生物の住処になり、水草の根付きも良くなります。
③「水草と生き物を入れる」
最後に、水温が落ち着いたころ合いを見計らって水草と生き物を入れます。
水草は、メダカに酸素や隠れ場所を提供し、産卵場所としても利用され、藻類の発生を抑えたり水質を浄化したりします。
水草は根付くものと浮遊するものに分けられますが、両方をバランスよく入れ水面全部を覆い隠さないようにしましょう。
まとめ
メダカ飼育は、管理された眺めの良い水槽で飼育するのももちろん良いですが、より自然に近い環境で飼育する楽しみ方もあります。
基本的に丈夫なメダカをビオトープで飼育してみるのもおすすめですよ!