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屋外飼育メダカの越冬準備の進め方。3つに分けてご紹介!

  • メダカの育て方

庭やベランダに、憩いの空間を演出することに向いているピオトープは、四季折々の風情を感じられ、大変人気があります。そんなピオトープでメダカを飼育されている方も多いのではないでしょうか?

春夏秋といろいろな表情を見せてくれていたピオトープで暮らすメダカにとって冬は厳しい環境になることは言うまでもありません。

そんなピオトープ(屋外)で飼育されているメダカを安全に冬越しさせるための準備を3段階にわけてご説明します。どうぞ最後までお読みください。

気温が下がってきた!冬越し準備「その1」

10月の終わりごろから地域によっては深夜の気温が0℃近くまで下がり冬の始まりと感じられるようになるのではないでしょうか。

メダカは気温の変化にとても敏感です。晩秋の昼間は日差しが暖かく感じられる日もありますが、外で飼育されているメダカは、すでに気温の変化を察知し、動きも緩慢になってきています。

気温・水温の急激な変化からメダカを守るために、移動できる飼育槽であれば直射日光や風の通り道を避けられる場所に移動させることをおすすめします。

薄氷が張ったかもしれない!冬越し準備「その2」

「その1」では飼育槽の移動をご提案しましたが、移動できない場合はどうしたらいいでしょうか?

  1. 水深を深くする 飼育槽の水深を深くすることで、上部に氷が張っても底の方まで凍りにくくなり、冬眠しているメダカへのダメージを軽減できます。水温を安定させるためにも、できるだけ深い水深を保つようにしましょう。
  2. 水面を工夫する 水面を覆うことで水温の急激な変化を防ぐことができます。

  ●水生植物でカバーする:
   ホテイアオイなどの水生植物を浮かべて水面を広く覆うことで、保温効果が期待できます。
  ●酸素の通り道を確保する:
   寒さが厳しい時期は、水面がすべて凍ってしまうと酸素の供給ができなくなります。背の高い水生植物や流木
   などを配置して、水面に空気の通り道として開いた部分を確保しましょう。

いよいよ冬?飼育槽の植物も枯れた!冬越し準備「その3」

吹き付ける風の冷たさも増してきたころ、飼育槽で育てていた植物も枯れ始めているのではないでしょうか?

冬の間、メダカは活動が鈍くなることで冬眠に近い状態になります。
この時期に飼育槽を掃除して環境を大きく変えると、メダカは強いストレスを感じ、冬越しのために温存していた体力を消耗してしまいます。
これにより、最悪の場合、春を迎えられずに死んでしまうリスクが高まるので秋も中盤以降の飼育槽の掃除はもちろん!水替えも控えましょう。

まとめ

メダカの屋外飼育を無事に冬越しさせるためのポイントを3つに分けてご紹介してみましたが、いかがでしょうか。
・直射日光と風を避ける場所へ:飼育容器を移動できる場合は、日中も風が当たりにくく、日陰になりやすい場所
 を選びましょう。
・水をたっぷり入れてあげる:冬は水温の変化が激しくなります。水量が少ないと水温が急変しやすいため、水深
 を深くしてあえることで、メダカが安心して冬を越せる環境になります。
・枯れた植物はそのままに:飼育容器内の水草が枯れても、無理に掃除する必要はありません。枯れた水草が
 メダカの隠れ家や、寒さから身を守るためのシェルターになってくれます。

この3つのポイントを押さえるだけで、メダカは無事に冬を乗り越え、翌春には元気な姿を見せてくれるはずです。愛らしいメダカたちが春を迎えられるよう、そっと見守ってあげてくださいね。

このお役立ち情報をご提供いただいたのは…

フラワーブルームアクアペット担当 さん

フラワーブルームアクアペット担当スタッフ

フラワーブルームでアクアペット(メダカや水草など)を担当するスタッフ。名前は園芸スタッフちゃんに合わせて秘密。かねてよりSNSでメダカとかアクアペット主体の話をしていたのを聞きつけたスタッフみんなに推薦されてアクアペット関連のブログ担当に。元々趣味のブログとかも書いてたので書くのは苦ではないけど、一緒に書くことになった園芸スタッフちゃんが不慣れなので手伝いつつ執筆をする日々。