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気づいたら稚魚が!そのまま一緒に飼育する方法は?
- メダカの育て方
メダカを飼育していると、ある日突然小さな影が……なんてことがあります。
メダカは繁殖力が旺盛で、環境さえ整っていると厳冬期を除いていつでも産卵する可能性があります。
ふと見るとメダカのお腹に卵がついているなどはよくあることです。
そして注意してみていないといつの間にか卵がなくなりどこかに産み付けていたとなりますが、生まれたての稚魚は親メダカに捕食されてしまいやすいのです。
この記事ではメダカ飼育において繁殖をスムーズに行えるポイントなどをご紹介していきます。
メダカの成魚と稚魚を同じ水槽で飼育しても大丈夫?
メダカは簡単に繁殖する魚ですが、その反面、稚魚は親や他の大人メダカに食べられてしまうことが多いです。では、成魚と稚魚を同じ水槽で飼育する方法はあるのでしょうか?
実は、稚魚が親と同じ水槽で飼えるようになるのは、全長が約2cmになったときで、この大きさになれば、親に食べられる心配はほとんどないのです。
しかし、それまでの間に稚魚を育てるには、いくつかの工夫が必要です。
卵や稚魚の守り方ってある?
安全と云われているのは、抱卵したメダカをまずは隔離し産床に卵を産み付けたら親メダカを元の飼育槽に戻すのがベストだと言われています。
また同じ飼育槽内で浮かした稚魚を小さく細かいネット上になっている専用容器に移し、浮かせるようにし親メダカが近づけないようにします。
その際にはエアレーションやろ過フィルターは止めるか、できるだけ離れたところを選んで浮かべるようにしましょう。
親メダカと一緒に飼育はいつから?最初からはムリ?
稚魚が若魚(全長が約1cmから1.5cmくらい)になったら、徐々に成魚と同じ水槽に慣らしていき一緒にしても大丈夫です。
このとき、急に水温や水質が変わるとショックを受けますので、成魚のいる水槽と水温を合わせたり、少しずつ成魚のいる水槽の水を混ぜたりしてください。
最初から同じ飼育槽で育てるときはアクリル板などで仕切り、大人メダカが入り込めないようにする工夫をしましょう。
大きくなって親に食べられないサイズになったら仕切りを取ってそのまま同じ飼育槽で飼うことができるので、水質管理も行いやすいですよ。
稚魚にはこまめに小さな餌を与えましょう。
稚魚は成長が早く、栄養が豊富な餌が必要でが、一度に大量に与えると水質が悪化しますので、少量ずつ何回かに分けて与えるのがコツで、粉末状になっている稚魚専用の餌がおすすめです。
まとめ
メダカを飼育しているとメダカのお腹に卵を見つけることがあります。
メダカ飼育の醍醐味でもある繁殖はワクワクしますよね。
稚魚を見る楽しみのためにもメダカの成長過程や特徴を理解して、段階に合ったお世話をしてあげましょう。命を守ってあげるという責任は伴いますが、小さなメダカが増え育っていく様子を見られるのは嬉しいことですね。